2009年11月28日 (土曜日)

責了?

01book 本日は、久しぶりに学会へ。スポーツと文学の特集。偶然ですが、仲間と作った本のコンセプトに近い企画でした。

学会発表の後は、その本の出版記念打ち上げ。そうそう、僕、この本についてちゃんと書いたことなかった。

41ienhdrgtl_sl500_aa240_1 「スポーツする文学」(青弓社)です。6月に出たのでそろそろ半年近くになってきました。BOOKデータベース掲載の説明ですと

大正から昭和初期、モダニズムと大衆文化の時代―。新聞や雑誌、ラジオ、レコードなどのメディアを介して、文学とスポーツはそれぞれの最前線で交錯した。レトリックと身体が衝突し、神話とアスリートが握手をかわす“文学とスポーツのアリーナ”を物語や表象などから多面的に分析する。現代に続くスポーツをめぐる文化の配置図のルーツは、ここにこそある。

とあります。編者としては、とりあえず売れているようでホッとしてます。また、色々な書評で取り上げて頂いているようで、それも感謝感謝です。書評に関しては、落ち着いたら、一括で取り上げる予定です。興味ある方は、手にとってみてくださいませ。

打ち上げでは、かなり公私混同ですが、別のイベントもあり、僕にとってはそちらがかなり重要だったのですが、とりあえず無事に終了。お集まりの方々、有難う御座いました。ちなみに、内容はまだ、ここでは書けません。

いろいろな意味でとりあえず「責了」かしら…と。

追伸:酒席で、ブログでの誤字脱字についていじめられました。そう、誤字脱字は、もっとも大きな問題点。なかなか減りません。最近は、一生そうではないかと……。JUSTRIGHTの様なソフトの進化を待つか、有能な秘書を雇うか…いずれにせよ他力本願。スミマセン。

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2009年10月20日 (火曜日)

ひょんな事情で合宿状態

01book今日は学校に泊っております。なぜか?

当然仕事! と言いたいのですが、実は東京に家のカギを置いてきてしまいました!すぐに送ってもらいましたが、今日は家に帰れません。今日、講義やゼミでは学生たちに話したので、ひとまず明日同じ服を着ていることは大丈夫でしょう。

091020_000658 こういうしっかり徹夜を覚悟した様な日は、不思議に仕事が早く片付いてしまう! というわけで、久しぶりに色々調べ物をしています。本当は、依頼原稿もあるのですが、正直まったく手が付きません…。

たぶん、寝てしまいそうです……。

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2009年10月18日 (日曜日)

立場が変わっても…

01book しっかり名前も公開されているので、問題ないので言いますが、現在ある学会の雑誌の編集委員をしていて、その会議がありました。

学術雑誌の投稿には、いろいろな思い出があります。特に落とされた時のコメントには、本当に言い尽くせないことだらけです。

時が流れて、自分が査読側にまわっているわけですが、あの時の思いは忘れないようにとは思います。今回は、自分の査読結果が他と一致していてひとまずホッとしています。学術雑誌の採用の可否は、その人の人生に影響します。それは、僕もよーく知っています。これからも、真摯に取り組む覚悟です…。

という前提をしっかり書いたあとで、言いますが、そのあとの飲み会はちょっと楽しかった。今まで長く話したことのない方々ともゆっくり話せました。馬鹿話から、ちょっといい話まで。

その時の話題ですが、僕の詩の分野やサブカルチャーの分野、さらには現代小説の分野は、論文の基本的な作法がなっていないことが多い分野な気がします。(当時の自分の未熟さは勘弁してください)。やはり、基本的な攻め方や文献収集等を案内するアンソロジーの必要を感じます。どう形にするかは、いろ091018_213154いろあると思いますが、いずれにせよまずは、形にする努力かもしれません。

僕もドラマ学の野望も、さらに加速していこうとひそかに誓った夜でした。

そんで、恒例の(?)、ご褒美ラーメンは、「サクラ」に。ここは、カップラーメンでお世話になっていましたが、やっと本家へ。でも、僕の感想としては、「普通」。悪くないですが、もう一回わざわざ行くことはなさそう。だって、馬場は激戦区ですから。

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2009年9月 7日 (月曜日)

卒論へむけてスタート

01book 090907_115147 今日は天気がいいです~。きっと野尻湖はいい風でしょうね~。実際に午後から長野市内でも風が下りてきました!(ウズウズ…)。写真はなじみの喫茶店です。コーヒー文化が弱い長野で数少ないおいしいコーヒーを出します。

ちなみに、今朝の体重は78.2。まぁ、こんなもんでしょう。

090907_085924今日は卒論のゼミ。夏休みの成果(?)報告です。それまで、朝から事務仕事をこなしたり、買い物したり…。

窮地に追い込まれた時ほど強気になれ!(BY A・猪木)

090904_160329090904_160303 というわけ(?)で、夏の浪費により最近節約モードではあるのですが、前から気になっていた、家や研究室の電池撲滅計画を。きっかけは、研究室のドアの前の電気。夜になるとガンガン廊下の電気を切ってしまうお役所大学では、残業後に鍵穴がわかんないために設置したもの。これ、単三電池4本が必要なのですが、学生がいたずらでしょちゅうつけっぱな090904_160203 しにす090905_014041

ということで充電可能な電池を用意したついでに、すべての電池を充電に移行しようという計画です。もちろん初期投資が大きいし、今や電池は量販店や百円ショップなどで安く入手できるけど、長い目でみてエコを目指したわけです。家のリモンコンや時計類もエネループに変更しました!(満足)

ところで、学生の卒論ですが、それなりに夏もやっていたような気もします(うまくごまかしたのかもしれませんが……)。これから勝負なのは当然ですが。以下、ラインナップ。

遠藤周作・町田康・吉本ばなな・俵万智

西尾維新・灰谷健次郎・江戸川乱歩・長野まゆみ

椎名林檎・ハルヒの憂鬱・図書館戦争・ブラックジャック・ベルバラ

となっております。皆さん、がんばって書き上げてくださーい!

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2009年6月 4日 (木曜日)

最近のゼミから

01book 今年度は、マメにゼミ報告をしようと思ったのに、意外とやれていなーい。というか忘れています。

今日はあわてて基礎ゼミ風景。本日は中原中也の「春」の発表。学生からの意見に非常におもしろい見解を聞きました。

090604_145754 学生が教員をはっとさせるなんて、他の学問領域ではなかなか無いことなんではないでしょうか? 本当に楽しい仕事です。」

皆さんは、どんな感想もちますか?

   春 中原中也 『在りし日の歌』より

春は土と草とに新しい汗をかかせる。
その汗を乾かそうと、雲雀は空に隲(あが)る。
瓦屋根今朝不平がない、
長い校舎から合唱は空にあがる。
ああ、しずかだしずかだ。
めぐり来た、これが今年の私の春だ。
むかし私の胸を搏(う)った希望は今日を、
厳めしい紺青(こあお)となって空から私に降りかかる。

そして私は呆気(ほうけ)てしまう、バカになってしまう
――藪かげの、小川か銀か小波(さざなみ)か?
藪かげの、小川か銀か小波か?

大きい猫が頸ふりむけてぶきっちょに
一つの鈴をころばしている、
一つの鈴を、ころばして見ている。

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2009年5月30日 (土曜日)

中原中也の会

01book 中原中也の会の大会に参加してきました。春の大会は東京で開催されるのですが、いつも昭和文学会とかさなりなかなか参加かないませんでした。

今回は久しぶりの参加。研究発表二本の午前中。片方は定期研究会でのお友達。片方は、筑波の新進気鋭の若者です(僕も若いけど←重要な注)

090530_122621090530_122706 後は、高橋源一郎の講演。新しいことは言ってませんが、やはりプロ。うまいこというなぁという感想です。その後は、中也と太宰の二大御大のシンポ。そう、今年は太宰+清張+中島敦+大岡昇平+埴谷イヤーなんですよね。後者に行くにつれだんだんトーンが落ちている気がしますが…。太宰の御大の方のTG先生には、久しぶりにお目にかかれてよ かったです。しばし雑談出来ました。

駒場の公園は雰囲気があっていいですね。いつもここに090530_124119来るときは調査なのでそういう余裕は皆無なのですが、今回は少し歩いてみました。そし090530_123426 て、以前からチェ ックしてたパン屋でお昼を。このショコラ、最高。この無塩バターが甘くないチョコを甘く引き立てて大人のショコラです。

夜は久しぶりに昔なじみのお店で食事しました。味は相変わらず素晴らしい。凄く素敵な方とのお食事は味が倍増だと思います。人生に真面目に取り組んだ人は素敵な雰囲気を纏うものだなぁと思います。適当な僕などは見習わないといけません!(自戒)

夜ザードの追悼番組を観ました。こちらは、ちょっと泣きが入りました。最近の車はほぼザード。あまりにもポップすぎてファンと言いにくいですが、今までの人生の色々な場所で流れてきた音楽でした。ご冥福をあらためて…。

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2009年5月24日 (日曜日)

昨日、今日と学会(学会の機能)

05food 学会です。青山に来てます。

お昼に友人のUBさんとご飯をしました。青山に非常勤に来ていた彼女からちょっとよいカフェを教わりました。雰囲気よかったー。

090524_121635 090524_121617 ドライカレーを頂き、あまり食べないという彼女のサンドイッチまでもらっちゃいました(食べ過ぎ)。

色々お話して、僕も頑張らないとなーと思いましたよ。学会って好きじゃないけど、こういう機能もあるんですよね。

でも、午後の特集「貧困の文学・文学の貧困」は、色々思うことがありました。発表者の見事な現代小説の分析は、色々参考になりましたが、ひとつパネリストの発言で看過出来なかったのが、

今そこで話してたんですけど教員も零民、細民なんですよねー

っていう一言。もちろん、専任教員はとても忙しいし、冗談とはしては十分すぎるほどよくわかります。でも、発言者の位置が問われるこうしたお題の会の最中に言う冗談ではありません。

あの会場にどれだけの高学歴ワーキングプアーが居たことか。かれら(彼女ら)が、どれだけ来年の仕事を失う恐怖の中、頑張って研究人生をおくっていることか…。たぶん、発言者やその冗談をいった他の教員(なんでしょうね)は、全く見えてないのでしょうね。大学の教員なんて、はっきり言って、そういう意味では勝ち組ですよ。だって一応の安定は手にしているのだもの。こういう時に、いつ潰れるか…なんて言葉は空虚だと思います。

そういった意味では、我々が貧困について語ることは、当然すぎる位にサバルタン相手なのですよねー。もっともっと注意しないと駄目です。申し訳ないけど、楽して就職して色々なこと踏んづけて無関心なんではないでしょうか? と問いただしたくなります。

もちろん、それをあの場で発言しないでここで書いている自分も同じ穴だと言えますけど…。(反省してます)。

閑話休題…

帰りに、大学院時代から苦楽をともにしているS君とお茶して帰りました。彼に離婚までの経緯や、去年のクリスマス以来の生活等々、色々聞いて貰ってずいぶん楽になりました。やはり誰かに話すのは精神の治療なのかもしれませんね。もちろん、全てを話せたわけではないけど、それでも水を向けてくれてありがとう。感謝しています。

こういうのも学会の機能かしら

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2009年4月28日 (火曜日)

資料にだまされるな

01book_2 今日は、ほぼ徹夜。昨日は校務で大学にお泊まり。朝に風呂にかえって今授業と業者懇談をすまし、おねむ状態…。

今日はグラフの恣意的な読解の嘘を見抜く訓練。珍回答を整理して笑いに結びつける仕込みをする時間もなく、ちょっと垂れ流し状態。

それでも、嘘をみぬく目の第一歩は伝わったと思います。やれやれ…。G090428_092659W明けの続きの授業は、もっと仕込まないと(笑いを)。

090428_092652  最後に今週のお花。

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2009年4月27日 (月曜日)

卒論ゼミも始動

01book 卒業論文のゼミも本格開始。今年は、最初に昨年度の卒業論文集を批判的に読むことから始めます。

本日の発表は『塩狩峠』論と『砂の器』論。前者は、作品のよさに対して論文が全く対峙しておりませんが、そのあたりうまく反面教師として機能したようです。そうです、こうやって読者もいるわけだから、まともに書かないといけないわけです。という驚愕の事実に震える(奮える?)学生たちでした。

もう一つの『砂の器』論は、映画やドラマを視野に入れた比較により、原作のもつ重みを忠実に活かした映画版と、重要な設定を骨抜きにしてしまったドラマ版の問題点をうまく指摘した佳作でした。最もスタンダードな仕上がりで、こちらも参考になったことでしょう。

是非、色々吸収してもらいたいものです。

※ 卒論の内容やゼミ発表のコメントがブログに掲載されることは、学生には事前に通告してあります(念のため)。

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2009年4月16日 (木曜日)

吉行淳之介の「水の畔」

01book 専門ゼミの第一回は、吉行淳之介の「水の畔」。

吉行らしいイメージの連鎖を挟みつつ、自分の肺の病巣を摘出する意志を固める過程と、幼い女の子との関係から卒業(?)してゆく過程をかぶせた印象深い小説です。

090416_130632 時代状況やイメージの連鎖など、第一回としては、いい線いっていたのではないでしょうか? 二項対立の先行論を二項対立でひっくり返すには、より細かいエピソードを拾える様なものを提示する必要があることや、大きな枠組みをとってからそれを崩さないように細かい部分へ考察を進める手順をレクチャーしました。

それにしても吉行の文章はいいねぇ。

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